●●● 湘南改造家通信33号  2006.1.30(月)●●●●●●●●●●

 湘南改造家会員のみなさま、こんにちは。   イラスト担当・橋本琴子です。
 暖冬という気象庁の予測は外れ、朝晩の冷え込みは肌に痛いくらい。
 第3回「元気になる介護教室」前日には大雪になり、交通事情や路面の状態など心配しましたが、
 当日は多くの方にご来場いただき、活気あふれる2時間となりました。
 毎回最後だけ参加している我が息子も、たくさんの方に声をかけていただき、ご満悦でした。
 次回は今年度最終回、いよいよ代表・橋本(洋)の登場です。
 「とても勉強になった」「内容の濃い講座だった」と過去3回とも非常に好評だったこのシリーズ。
 トリをつとめる代表の奮闘にご期待下さい。

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   「元気になる介護教室」

 第4回 3/12(日)
『身体の動きから見た住宅改修の気づき方』

  講師:橋本洋一郎 一級建築士・福祉用具プランナー
  会場:藤沢産業センター 7階第1会議室 (藤沢駅北口徒歩五分、郵便局となり)
  時間:15時〜17時
  お問い合わせ・お申し込み:湘南改造家事務局
  TEL/FAX 0466-25-9138 mail@syonan-kaizoya.or.jp
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 最近の湘南改造家
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 福祉用具が使えなくなる?
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 4月からの介護保険法改定に伴い、福祉用具の貸与が
 今までより大きく制限されることが決まりました。
 要支援者(要支援1,2)と要介護1の利用者については、
 介護ベッドと車いす、床ずれ防止用具等、徘徊感知器、
 移動用リフトの5品目が一定の例外(告示で定めるそうです)を除き
 保険給付対象外になり、すでにそれらの用具をお使いの方については、
 6ヶ月間の経過措置を置くとのこと。
 つまり9月末までは今までの福祉用具を使い続けられますが、
 その後は告示に定める例外に該当しない場合は
 軽度の方のベッドや車いす等の貸与は全額自己負担になるようです。

 平成16年6月に、「福祉用具の選定の判断基準」が厚生労働省より
 通知されたときから軽度の方への給付を制限する動きはあったのですが、
 その通達の効果があり新規の伸びが減少している、
 とのことだったので、ここまで厳しい制限になるとは、
 個人的に予想していた中では最悪の事態です。

 確かに、その人に必要とは思えない不適切な貸与の事例があることはわかります。
 でも、それはお手盛り給付で会社の利益を上げる、ぶら下がりケアマネジメントの
 問題の方が大きいのでは?と思います。
 幸い、一定の例外というものが告示で示されるようなので、
 その内容をきちんと吟味して、本当にその福祉用具を必要としている方へ
 必要なものがきちんと届くようなお手伝いをしていこうと思います。

 行政参考資料はこちらから。

 第39回社会保障審議会介護給付費分科会資料(平成18年1月26日開催)

 第3回介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会資料(平成17年8月30日開催)

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 意外な工事でも住宅改修扱いに。
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 ケアマネさんより、全額自費でかまわないそうだから家の不調箇所を見て欲しいとのことで、
 とある利用者さんのお宅へ訪問しました。
 雨戸や居間の扉の他に、玄関の引戸が動かないということで、これではさぞかし外出も
 大変だろうと思い戸車を見たところ、鉄製の戸車が油切れで錆び、回らなくなっていました。
 その戸車を注油不要の樹脂製のものに交換して問題は解決したのですが、
 そこで思い出したのがワムネットにあった過去の住宅改修の事例。
 たしか、重くて開閉に難のある引戸を、別の軽い引戸に交換したケースがあったはず。  
 その趣旨から考えると、戸車をより開閉しやすいものに交換するならきちんとした理由があればOKなのでは?  
 藤沢市に問い合わせたところ、やはり大丈夫とのこと。
 ケアマネにも相談して理由書を作ってもらい、先日無事申請が受理されました。  
 老朽化などの経年変化については支給対象にはならないため、グレーゾーンの改修といえなくもないですが、  
 結果として利用者さんの外出のための障壁が減ったことは確か。ささやかですが満足感のある仕事でした。
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 板一枚で腰痛いらず。
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 枕文にもありますが、1月22日(日)に元気になる介護教室の第3回が無事開催できました。  
 今回は北欧の福祉用具を使った移乗・移動ということで、2時間の講習中座学は30分、
 あとは徹底して実技という習うより慣れろの方向ででカリキュラムを組んでいただきました。   
 4グループに分かれて2台のベッドの両側を使い、スライディングボードと介助ベルトを使った移乗の練習です。  
 利用者の安全と介助者の負担軽減を両立する切り札であるこの道具。  
 皆さんが一通りその使い方を経験できたのではと思います。  
 代表の私も利用法の復習がてら参加していたのですが、ボードの使い方では前からの介助だけでなく、  
 利用者の横に座って身体で押しながら滑らせたり、介助ベルトを使って背面から介助したりする方法は  
 個人的にもとても新鮮な体験でした。
 今回は最後に参加者の皆様に一言感想をおねがいしました。  
 皆様のお話をお聞きした限りでは、これらの道具の現場への浸透はまだまだ。  
 でも、現場で働く方にこの良さを知って頂けただけでもこの介護教室をやってよかったな、と思います。
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 後記
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 息子の体重も11キロ目前となり、日々の移動が過酷になってきました。  
 ベビーカーが一番私の身体には楽だけれど寒そうだし建物内では不便、
 でも抱っこ・おんぶすると肩に食い込むひもの痛いこと、腰も痛い。  
 よく街で見かける自転車に赤ちゃんや子どもを乗せて走るママ、危険は承知で、
 それでもあれは選ばざるを得ないのだろうな、と自分がこうなってよくわかります。  
 以前会報の「デンマーク訪問記」で副代表・橋本(美)が自転車の後ろにつけるリヤカーのような乳母車を
 紹介していましたが、あんなのが日本にもあればいいのに!と思っていたのです。
 が、ありました。輸入もののようですが、キッズトレーラーという名前のカラフルで小さなテントみたいなもの。  
 先日藤沢駅付近でそれを使っている人がいたので捕まえて聞いてみましたが、  危なくもないし、
 中の子どもにも快適だそうで、オススメのようでした。 うーん、ほしい!  
 けれど改めて自分の行動範囲を考えてみると、自分ひとりで自転車に乗るだけでも
 けっこう危ない道が多いのです。 結婚して藤沢に越してきて、藤沢市民は自転車をよく使うんだなあと  
 今まで山の上に住んでいた私は感心したものですが、そのわりには自転車で移動しやすい、
 駐輪しやすいとは言い難い。といって歩行者が快適かといえばそうでもない。  
 どうしても、中心に据えられているのは自動車なのでしょう。  
 やっぱりデンマークのようには、子どもを快適には運べない。    
 暮らしやすい街にしたい、と言うのは簡単だけれど、考えなくちゃいけないこと、
 配慮しなくちゃいけないことがあんまりにもたくさんあって気が重くなることがあります。  
 でも「デンマークに移住したほうが早いよ」とあきらめず、
 やっぱりここから、ひとつずつ、変わっていきたいと思います。

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