●●● 湘南改造家通信40号  2006.8.30(水)●●●●●●●●●●

 湘南改造家会員のみなさま、こんにちは。
 代表 橋本洋一郎です。
 先月は長梅雨のことを書いたのですが、
 今月はきちんと夏がやってきましたね。
 (おかげで鼻風邪もほぼ完治、先月書いた
 ルイボス茶のおかげか今ひとつ判らずじまいです)
 築40年借家の我が家は屋根に断熱材がないので、
 部屋が何せ暑いこと・・・セメント瓦葺きなので
 たまった熱がじわじわ室内を暖めるんですね。

  そういえば妻の実家の居間の屋根も鉄板葺きで、
 夏の暑さに閉口して相談がありました。
 直接屋根面に日が当たらなければいいので、
 何十年は持たないが、ヨシズを屋根に張ったらどうかと
 お話して、大工さんに作ってもらったのですが
 それなりに効果があった様子。
 新築時には法的な制約があってできませんが、
 そういった昔ながらの素材を使うと
 けっこう簡単に対処できてしまうのがいいですね。

 それでは、改造家通信40号です。
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 最近の湘南改造家
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 改修手続きに異変あり。
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 今月の改修申請での出来事です。
 いまのところ、藤沢、鎌倉、茅ヶ崎市では
 住宅改修の申請から遅くとも1週間で
 介護保険担当課から確認がおりています。
 単純に考えても申請を受ける回数が2倍になるので
 (事前と事後の申請があるため)
 事務量を考えたら、よくやっているな、
 というのが正直な感想です。

 でも、今月改修の申請を行ったケースでは、
 いつもなら確認が送られてくるタイミングで
 申請が集中しているため遅れる旨の
 お詫びの手紙が利用者宅にきていました。
 結局1週間と少しで確認がおりたのですが、
 こういったことは初めてでした。

 2号前のメルマガ38号でも書いたのですが、
 国ではいろいろなことを良かれと思って
 法律を変えているのでしょうが、
 現場のマンパワー確保の裏づけのない法律の変更は
 公務員の士気低下など、様々な問題を
 引き起こすのではないでしょうか?
 事は介護に限ったことではないですが、
 心配になる出来事ではありました。

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 UR(旧都市公団)も変わってきています。
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 原状回復義務という壁があるため、
 大掛かりな改修はしにくかったUR(旧都市公団)の賃貸住宅。
 まあ、賃貸だから仕方がない、と言ってしまえばそれまでですが、
 やはり退去時に自己負担で直さねばならないため、
 簡単な改修しかおすすめできないジレンマがありました。
 ところが、今年1月に規定が変わり、
 原状回復が免除になった改修項目がいくつかあります。

 介護改修との関連では、なんといっても
 床のかさ上げ(トイレ、浴室洗い場含む)や
 フローリングの増し張りが可能になったこと。
 これができれば、ほとんどの室内段差は
 なくすことができるため、ずいぶん安全になります。
 ほかにもDK・和室の一体化撤去なども対象に。
 もちろん手すりも外さなくても良くなりました。
 管理センターへの模様替え届けの提出が必要とはいえ、
 (改造家でお手伝いしています)
 ずいぶんありがたい変更です。
 まあ、玄関を出てからが階段という家がほとんどなので、
 これだけで問題が全部片付くわけではないですが、
 済み続けるという選択肢が広がったことは確かです。

   参考URLはこちら。
 http://www.ur-net.go.jp/kyojyusha/report/moyougae-koumoku.html

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 お詫び:第3回介護教室の日程が変更になりました。
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 いよいよ9月から開催となる「元気になる介護教室」ですが、
 第3回の日程が10月22日(日)に変更になりました。
 申し込まれていた方には改めてご連絡させていただきますが、
 こちらの都合でご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 なお、まだ各回とも定員に若干の空きがありますので、
 興味のある方がいらっしゃいましたら
 湘南改造家までお問い合わせください。

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 2006.9.10 第1回「片麻痺の方の力を引き出す介助方法」
  (SUN)  講師 中野志津江(看護師・神奈川社会福祉専門学校講師)
       会場 藤沢名店ビル7F Aホール教室

 2006.10.8 第2回「続・キネステティクを学ぼう(前編)」
  (SUN)  講師 下西潤子(看護師・東海大学講師)
          橋本美智子(看護師・湘南改造家副代表)
       会場 藤沢産業センター6F 研修室1

 2006.10.22 第3回「続・キネステティクを学ぼう(後編)」
  (SUN)  会場 藤沢名店ビル7F Aホール教室

 2007.1.21 第4回「福祉用具を使った北欧の体位変換技術」
  (SUN)  講師・会場は調整中(未定)

 開催時間 各回とも15時〜17時

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 後記
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   今月の新聞より介護関連の事件を。

 ・73歳夫が73歳妻を殺害 介護疲れで
 ・訪問介護先でカード盗み金引き出す 容疑のヘルパー逮捕

 もはや見慣れてしまった感がある見出しですが、
 実はこのどちらも藤沢市が舞台です。
 こういった事件は、もはや他人事でなく
 自分たちの周りでおきて当たり前になってきました。

 介護の世界では施設から在宅へということで
 様々な政策が決められています。
 先月お話を伺ったセミナーでも、
 藤沢ではもうグループホームの新設を受け付けていない、
 との話を受けての質問がありました。
 「利用者数に対して一定の割合が決まっている」との答えに対して、
 実際に数が足りているとは思えないがなぜか、との質問には
 「財源の都合で割合が決まっている」で終了。

 つまり、そういった施設を使いたい場合でも、
 今後待ち状況が好転することはなく、多くの場合は
 すぐに入れることができないということです。
 そのことの是非はさておいて、そういった場合
 どうしても在宅で見ざるを得ない、というケースが
 これから増えてくることが予想されます。

 前者の記事のようなことにならないために、
 家族だけに介護の負担をかけまいと
 「介護の社会化」と銘打ってはじまった介護保険。
 ヘルパーの利用はその中でも大きな柱です。
 でも、やはり家は他人に見られたくないものも多いところ。
 介護保険を使ってヘルパーを入れることに
 抵抗がある方もけっこういらっしゃるにもかかわらず、
 こういう後者のような事件がおきてしまう。

 じゃ、いったいどうしたらいいのか?
 介護が必要になってから誰かを家に入れるのではなく、
 それ以前の助け合いネットワークのようなものの
 メニューの一つとして介護ヘルパーがあれば、
 いざというときに培った信用を生かすことができます。

 介護の社会問題に特効薬はどうやらもうなさそうです。
 普段から地域にこういった関係を多く作ることが、
 いわば生活習慣病の予防のように
 いつか効いてくるのではないか、と思っています。
 私たちも介護と住まいをつなぐ一面を担う存在として、
 これからも頑張ってやっていこかと思います。

 以下は表題の記事のリンクです。
 (時間がたつとリンクが切れると思いますが念のため)
 http://www.asahi.com/national/update/0815/TKY200608150207.html
 http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY200608050074.html

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