●●● 湘南改造家通信47号  2007. 4. 9 (月) ●●●●●●●●●●

 湘南改造家会員のみなさま、こんにちは。
 代表の橋本洋一郎です。

 先週から突然のインフルエンザの襲来を受けた我が家。
 これまで一週間はほぼ一家全滅ダウン…
 噂の薬、タミフルは不使用だったので、
 熱は下がったもののまだ咳や鼻が残っています。
 このしつこさ、さすがただの風邪とは違いますね。

 暖かな3月から一転、寒の戻りもちらほら。
 皆様も体調管理にはどうぞお気をつけください。
 それでは、改造家通信47号です。

 それでは、改造家通信47号です。
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 最近の湘南改造家
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 軽度者でも福祉用具を借りられるかも。
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 昨年4月の介護保険法改正により、要支援1,2、要介護1の方が
 介護用ベッドなどの福祉用具を借りることが
 原則としてできなくなりました。
“ベッド貸し剥がし”という事態を生んだこの改正ですが、
 今月になってようやく、例外的に貸与を認める場合の
 基準が厚生労働省から発表になりました。

T、疾病その他の原因により、状態が変動しやすく、日によって
  又は時間帯によって、頻繁に告示で定める福祉用具が必要な
  状態に該当する者

U、疾病その他の原因により、状態が急速に悪化し、短期間のうちに
  告示で定める福祉用臭が必要な状態になることが確実に見込まれる者

V、疾病その他の原因により、身体への重大な危険性又は症状の
  重篤化の回避等医学的判断から告示で定める福祉用具が必要な
  状態に該当すると判断できる者

 この3つの条件を満たしていて、

ア 「医師の意見(医学的な所見)」に基づき判断され、
イ サービス担当者会議等を経た適切なケアマネジメントの
  結果を踏まえていることを
ウ 市町村長が「確認」している

 ものであれば、例外給付を認める仕組みとする、そうです。  まだハードルは高いですが、たとえ要介護度が低く出ても、  福祉用具が必要な人にはそれがきちんと届く道が  公式に出来たのは良かったと思います。

 それにしても、現場では最初から、一律に要介護度だけでは
 福祉用具の適切さを判断出来ないケースがあるということは
 言われていたのに、パブコメに下記のような一文を見つけると
 さすがに脱力してしまいます。

 「しかしながら、…調査の結果を専門家に分析していただいた結果、
 こうした判断方法では、福祉用具が必要な状態であるにもかかわらず、
 例外給付の対象とならないことが判明いたしました。」

 せめて昨年、この基準をつけて改正を行っていれば
 いらぬ混乱もおきなかったろうに、と思うのでした。

 詳細資料はこちら。
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb05Kaig.nsf/0/7b0a9e0d2daa66a4492572aa0017229a/
$FILE/20060326_1shiryou9~10.pdf
  



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 福祉用具展示場廃止のお知らせ。
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 先月、お呼ばれしてきますと書いた、
 最後の!住宅改造相談機関連絡会で伺ったお話です。

 現職の松沢知事は、県組織の見直しをやっているそうなのですが、
 その嵐は県社協にもやってきたようで、
 福祉用具の専属担当者は4月から転属になるとのこと。
 それと同時に、横浜にある福祉用具の展示場も今年度限りで
 廃止となることが決まったそうです。
 (ボランティアさんが自助具を作ってくれる工房も、
 住宅改造相談機関連絡会も廃止だそうです…)
 高齢化によって今後の需要は減るものではないとは思うのですが、
 ここが見直し対象に選ばれてしまったということは、
 コストに見合うだけの利用がなかったから、なのでしょうか。

  デンマークでは、展示場を兼ねた補助器具センターが、
 そのまま貸し出し事業も行って採算が取れているそうです。
 特に、古い用具は安く、新しい用具は高く貸すことで、
 少しでも用具を大事にする仕組みになっている
 という話には感心しました。
 公が行う事業がコスト意識と無縁であってはもちろんいけませんが、
  横浜の福祉用具展示場も、少々の営利事業を認めても
 こういった事業性と公共性がバランスした方向に発展していれば、
 このような結末にはならなかったのでは、と思います。

 昨年の福祉用具機器展を見たときも、
 介護保険スタート間もないころの楽観的な雰囲気が
 ちょっと無くなってきた感じがしたのですが、
 こうやって少しづつ、状況は悪くなるのだなあ、
 と思う、寂しいニュースでした。

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 今年も総会の季節です。
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 今年も5月末に湘南改造家の総会を開催します。
 早いもので、これで総会も4回目となります。
 会場は昨年と同じ、藤沢市民会館の第3会議室、
 住宅改修等の会員さん向けレクチャーも併催予定です。

   日時 5/27(日)13:00〜14:00(総会)
         14:00〜15:00(併催講座)
 場所 藤沢市民会館 第3会議室(藤沢駅南口より徒歩10分)

  会員さんには、議事資料等の詳細を後日お送りさせていただきます。
 本年も、皆様から忌憚のないご意見を伺えればと思っております。
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 後記
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 4月はいきなり熱を出して寝込むという、
 やれやれなスタートを切ってしまいました私ですが、
 家族全員ダウンだったため、妻の実母に助けていただいたところ、
 義母にもうつしてしまうという展開に。
 幸い、義母はタミフルが間に合ったので
 (この薬、発症48時間以内でないと効果がないんです)
 われわれより早く治りはしたものの、
 普段くすりをあまり飲まないためか
 相当胃に来たということをおっしゃっていました。
 でも、こういうときに誰かの助けを借りられるのは
 本当にありがたいものだと痛感しました。

 われわれは両親とも近所に健在なので、
 そういったことを無理に頼めるのですが、
 そうでない場合はかなり辛いことになりそう。
 これは、介護の話も同様ですね。
 介護保険制度が、そういった個々の家族事情の差を埋め、
 必要な人に必要なサービスが届かられることは
 本当に大切なことだと思います。

 そんな中、これからの介護を担う人の資格である、
 介護福祉士制度改革のニュースを見ていたら、
 こんな話がありました。

 「准介護福祉士」制度の創設?
 現在、介護に関わる資格者は主に1、2級ホームヘルパーと、
 介護福祉士がいますが、これを底上げして介護福祉士に
 一本化していこう、というのが制度改革のポイントだったはず。
 なぜ、いきなり「准」という資格が検討されているのか?
 と思ったら、どうやらフィリピンなど海外から来る介護職に
 資格を与えるためという事情のようです。
 介護の担い手のレベルを上げる、という理念と
 継続した介護職のなり手が少ない、という現実の差を感じます。

  介護職のレベルアップは新規に就業する人間に教え込むよりも、
 今その仕事についている人間が経験や研修を積み重ねて
 そういったプロになっていくことこそ必要なのでないか?
 そのためには現場の介護職が時間的、経済的余裕を
 もっと持てるようにすることが必要なのでは、と思います。
 (「元気になる介護教室」も、そういう観点で開催しています)
 少子化と言いながら、なんとなく介護職は使い捨て、という
 雰囲気も漂う資格制度改正の行方ですが、
 今後どうなっていくのか、昨年より介護福祉士学校に関わっている
 立場の人間として、注目していこうと思います。


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