●●● 湘南改造家通信52号  2008. 2. 15 (金) ●●●●●●●●●●

 湘南改造家会員のみなさま、こんにちは。
 代表 橋本洋一郎です。

 先月こちらで決意表明?させていただいたメタボ対策ランニング、
 急ぎの図面作成などで先月の夜間が仕事で埋まってしまったため
 早起き困難となってしまい、ほぼ週一回、休日のみのペースに
 落ち着いてしまっております。
 これじゃ走るたびに毎回筋肉痛か?と思っていたのですが
 これが意外に走れるものです。ただ、距離を伸ばすのはまだちょっと・・・

 なんだか恥ずかしい報告になってしまいましたが
、  ま、続けるのが大切ですよね。

 また、先月のメルマガに訂正があります。
 キネステの件の記事中、ご紹介した先生のお名前を
 澤田先生と書いておりました。正しくは澤口裕二先生です。
 関係者の方々には深くお詫びいたします・・・ 

 それでは改めて、改造家通信52号です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 最近の湘南改造家
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
------------------------------------------------------------------
 話を聞くコツを学びに。
------------------------------------------------------------------

 最近、自分の話を聞く姿勢に問題を感じている私。
 ということで、そういった技術論に興味があります。そんな折、
 改造家の理事でもある大槻先生が主宰する定例の介護の勉強会にて、
 家族問題カウンセリングに造詣の深い臨床心理士の
 田中ひな子先生(原宿カウンセリングセンター)がいらっしゃると
 いうことで、ちょっと清瀬まで足を伸ばしてお話を伺ってきました。

 この日のお題は「解決指向アプローチ(SFA)」という技法について。
  何か問題が発生した場合、われわれはつい、こう考えがちです。
 「その原因は何?」
 でも、仮に原因を追求しわかっても、それを排除するのが困難なことは
 われわれは日常の生活で嫌というほど体験していますよね。

 このSFA(Solution Focused Approach)という技法は、その
 原因探しをしないで問題を解決するための足がかりを
 相談者の内面から探していく点に大きな特徴があります。
 個人的に感心させられた、その技法のポイントをいくつか。

 問題を抱える状況の中にも、問題が一瞬でも起こっていない、
 例外という状況が往々にしてあります。
 実は、それらの例外は既に問題が解決している状況の雛形でもある。

 また、明日朝起きたら、全ての問題が解決していると仮定する。
 そのとき、あなたは何によって問題が解決していることに気づきますか?
 という、特徴的な質問(ミラクルクエスチョン)。
 例外が探せない方には、そういった技法を使って
 その人の中にある、問題解決のための目標を引き出していく。

 そして、その問題がいま、一番ひどいときを10として
 どのくらいの程度なのか(スケーリングクエスチョン)尋ね、
 自己評価が良くなれば称え、悪くなれば労わりながら
 解決への動機付けを継続していく。

   ご本人の中にある資源に気づいていただき、解決に近づく。
 この考え方、実はキネステティクにも似たところがあります。

 誰かが誰かを助けること、これは一見美しい。
 でも、少しでも立てるものなら、そのときだけでも
 一人で立っていてもらわないと、
 助ける側はいつか音を上げてしまいます。
 こういった技法は、誰かを助けるために自分が犠牲になるわけには
 行かなくなる、老々介護が当たり前な時代に立ち向かう我々の、
 大切なツールになっていくだろうと感じました。

--------------------------------------------------------------
 「元気になる介護教室」キネステ特別編のお知らせ(再掲)
--------------------------------------------------------------
 いよいよ間近に迫りました介護教室特別編。あと5名ほど参加可能です。
 利用者さんの残っている能力を最大限に活かし、
 介護者の健康を守る介護をご一緒に学びませんか?

--------------------------------------------------------------
 2008年2/17(日) 特別編 じっくりキネステティクを身につけよう
--------------------------------------------------------------
 講 師 下西潤子+橋本美智子(介護教員、看護師) 
 会 場 藤沢産業センター 6階 第3研修室(藤沢駅北口徒歩3分)
 時 間 13時〜17時(今回は4時間みっちり学べます)
 定 員 40名
 参加費 2000円(湘南改造家会員は1500円)

--------------------------------------------------------------
 話を聞くことの講座にも関わっています。
--------------------------------------------------------------
 ふじさわNPO連絡会主催による、ちょっと変わった
 傾聴講座の組み立てに橋本(洋)がかかわっております。
 演劇畑と福祉畑のコラボレーションという、
 多様なNPOが参加している主催団体ならではの試みです。
 地域の福祉活動に興味を持っているシニア層だけでなく、
 現場で活動しているスタッフの方にも
 刺激的な体験になること、請け合いです。

  --------------------------------------------------------------
 共感を生む傾聴講座&ワークショップ
--------------------------------------------------------------

   講 師 阿部 正昭氏(東海大学健康科学部専任講師)
     板倉 哲氏(舞台俳優)
 会 場 ぐるーぷ藤 一番館(藤が岡1-4-2 藤沢駅北口徒歩12分)
 日 程 2008年3月20日(木・祝)、22日(土)、23日(日)
 時 間 各日とも10時〜15時
 定 員 25名
 参加費 2000円(通しの参加費、一回参加でも同額)

 初日オリエンテーションでは副代表の橋本美智子もお話をする予定です。
 興味のある方は、ふじさわNPO連絡会 
 TEL 0466-24-4832 FAX 0466-24-4237 までどうぞ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 代表の超私見的ニュース解説。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

--------------------------------------------------------------
 確かに消費者保護ではありますが。
--------------------------------------------------------------

 先月に引き続き、今月も建築に関わるニュースを。

 http://www.news.janjan.jp/government/0801/0801259564/1.php
 ここで出てくる住宅瑕疵担保履行法について。

 いままでも、住宅には住宅品質確保促進法(品確法)によって、
 2000年から構造と雨漏りに関して10年保証が義務付けられています。
 でも、そのために設けられた性能保証制度は業者加入が任意の制度。
 当然、保険料もかかるわけで、家を一円でも安く売りたい業者さんは
 加入していないところも多く、そうするとその業者さんが
 倒産した場合、購入者は泣き寝入りするしかありません。
 実際の加入率は1割程度だったとか。

 でも、さすがにそれではイカンということで、
 全ての住宅に保証の裏づけを求めるのがこの法律というわけです。
 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/index.html

   この10月以降竣工の建物から供託か保険加入が必要ということで、
 まさに今、確認申請を行っていたり現場が動き始めた
 マンションや一戸建て住宅が対象になるわけです。

 ただ、消費者よりの制度なのは重々承知なのですが、
 先月も記したとおり確認制度の改正が落ち着いていない今、
 制度を始めてしまうと業者側の負担も大きいものになります。
 また角を矯めて牛を殺すことになるのか?
 個人的にそんな心配をしています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 代表のネタバレお役立ちソース紹介。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
--------------------------------------------------------------
 一般人が発信するあたらしいネット新聞。
-------------------------------------------------------------

 【日本インターネット新聞JanJan】
 http://www.janjan.jp/

 今月は日本インターネット新聞JanJanをご紹介します。
 自主的に登録した市民記者が手弁当で記事を書き、
 同社の編集チェックを経て公開される市民メディアです。
 元鎌倉市長の竹内謙さんが編集局長をされています。

 私がここを見るようになったのは、姉歯事件のころから。
 大学時代、非常勤でいらっしゃっていた先生が、毎月、
 精力的にその問題点を明らかにする記事を書いておられます。
 http://www.news.janjan.jp/living/0711/0711155677/1.php

   ここの情報は、全体の一貫性はないものの、あまり一般メディアに
 載らない情報や新しい動きには敏感なところがあります。
 ローカル記事と政策批判・評価記事が強いのが特徴。
 ざっと最近の記事を見たところでも、ローカル物では

   今週末に迫った藤沢市長選の各候補の演説映像とか
 http://www.senkyo.janjan.jp/special/speech/2008fujisawa_gaitou.html

 おとなり茅ヶ崎市の「湘南タゲリ米」の話とか
 http://www.news.janjan.jp/area/0712/0712270045/1.php

   政策物では

 ワーカーズ・コープ法制化の動きとか、
 http://www.news.janjan.jp/living/0802/0802120661/1.php

 後期高齢者医療制度が介護保険への吸収を見込んでいることとか
 http://www.news.janjan.jp/living/0802/0802050246/1.php

 既存メディアであまり取り上げられない問題の存在に気づくという点で、
 このJANJANは一定の役割を担っているように思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 相変わらず稼げるときに稼がねばと図面の仕事をしていて
 1月もあっという間に終わり、メルマガ出さねばと思いつつ
 はや2月も折り返し点です。本当に時間が経つのが早い!

 改造家の方はといえば、今週末、比較的大き目の改修が終了。
 また、市営、県営住宅の改修依頼が続き、
 来週も相談と小さい工事予定が1件づつ。

 県営住宅の件は、大家である県の承認を取るのにいろいろあり、
 11月末に提出した模様替え申請が下りたのが今週。
 ようやく今日、介護保険関連の申請書類の提出です。

 公営住宅は理にかなった改修なら原状回復を前提として認めて
 くれる点はいいのですが、なにせ手間と手続き時間が掛かります。
 県の場合は図面と申請書を県土地建物保全協会というところに提出して、
 そこでチェックの後、県の住宅営繕事務所に
 転送されて承認となるそうです。

 いろいろ事情があってそうなっているのでしょうが、これでは
 高齢者が自力で申請するのは難しいだろうなと思います。

 また、増築に関しても、確認申請制度では原則として、
 建物全体に新しい法律を適用しなくてはなりません。
 増築が一坪でも、建物全体を防火サッシに変更、ということもありうる。
 既存の建物部分を新しくするわけでなくても、
 杓子定規にそう決まっています。
 これではなかなか増築しようということにはなりませんよね。

 このように、ちょっとした改修や増築にも
 制度のバリアというものが存在します。
 こういった制度のバリアフリーも進めていくために、
 最前線で働く専門家として、問題点を蓄積して
 声を上げていかねばと、最近特に思うのでした。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 湘南改造家通信は月に一度、お送りしています。
 配信に関するお問い合わせや、
 送信停止をご希望の際はお手数をおかけしますが
 下記メールアドレスまで御連絡ください。

  ⌒v⌒     NPO法人 湘南改造家
   ⊥_        はしもとよういちろう       
  /  ヽ、  人   mail@syonan-kaizoya.or.jp
 /‥   `ー" _>  http://www.syonan-kaizoya.or.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~