●●● 湘南改造家通信53号  2008. 3. 28 (金) ●●●●●●●●●●

 湘南改造家会員のみなさま、こんにちは。
 代表 橋本洋一郎です。

 春の嵐が過ぎた後は、あっという間に桜の季節。
 このあたりは今週末が満開になりそうですね。
 私も春だからか、先週のイベントがおわったからか、
 ちょっと気抜け気味です。(いつものことだと言われそうですが・・・)
 というわけであいかわらずこのメルマガも不定期発行、ご容赦ください。

 それでは、改造家通信53号です。

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 最近の湘南改造家
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 文字どおりの一割負担に・・・受領委任払い制度とは
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 介護保険の自己負担は、原則サービスを使った額の一割となっています。
 ほとんどのサービスは使った分の1割だけ払えばよい制度なのですが、
 住宅改修と福祉用具購入だけは、原則、全額のお支払いいただき、
 後日9割を市より振り込む、「償還払い」というやり方をとっていました。
 この場合、工事の費用を一度支払うための金銭負担も大きく、今まで
 そのことに困難を感じる利用者さんもいらっしゃったと思います。

 そこで今年4月新規申請分より、藤沢市では住宅改修について、
 利用者が工事完了後1割支払うだけで良い、
 「受領委任払い」という制度がスタートすることになりました。
 ちなみのこの制度、横浜市などでは以前から好評とのことで、
 住宅改修が昨年より事前申請制になったのを機に
 藤沢市でも導入となったようです。
 この制度ポイントは、市に登録した業者を使う際に限り
 適用されるということ。
 先週、私も藤沢市介護保険課主催の説明会と研修に参加したのですが、
 湘南改造家は仮リストの2番に載っていました。
 ちなみに登録事業所は20社強。ほとんどは介護の事業者さんです。

 これを市窓口に置いていただけるのは、改造家の宣伝?としても
 正直ありがたいところ。
 4月以降の相談件数がどのように変化するか、楽しみにしています。

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 定款変更が認証されました。
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 今年度総会で決議された、設計業務を可能にするための定款の変更ですが、
 3月7日付でようやく県の認証をいただきました。
 本当は二週間以内に登記をしなくてはならないのですが、
 議事録署名人の印鑑証明等の書類が揃わず遅れております。
 (法人登記はいろいろ細かいんですね、仕方のないことではありますが)

 来年5月末の総会で、設計事務所登録ができましたという
 ご報告ができるように準備を進めたいと思います。

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 「非言語的」傾聴講座、大好評でした。
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 代表橋本(洋)が企画に関わっていた、ふじさわNPO連絡会主催の
 「共感を生む傾聴講座&ワークショップ」。 
 先週末の3日間開催されたのですが、本当に面白い講座になりました。

 一般的な傾聴講座は、お話を聞く、という点で
 「言語的」な手段を使い、学ぶものだとも思います。
 ですが、介護の現場では、麻痺等で言葉によるコミュニケーションが
 できない利用者さんにお会いすることも多々あります。

 今回のワークショップでは、演劇畑の板倉先生と
 介護福祉畑の阿部先生のコラボレーションにより、
 傾聴カウンセリングの理論「共感・受容・自己一致」を
 非言語の部分まで広げたところに大きな可能性を感じました。

 たとえば、最終日のワークショップは、介護の場面を想定。
 利用者に扮する側は、何かしたいのだができない理由がある。
 そのできない理由を介助者が当てる、というもの。ポイントは、
 利用者は首を縦か横に振るしかできないという制約があること。
 介助者は、利用者の表情など、非言語的な情報を読み取りながら、
 相手の言いたいことを当てるということになります。

 相手をよく見ないで質問を矢継ぎ早にする方、
 それとは反対に一つ二つの質問で答えにたどり着く方、
 いろいろなパターンがありましたが、ともかく会話の情報というのは
 言語だけによるものでないということを認識するよい機会になりました。

 また、演劇を取り入れたことで、参加者同士の空気がとても和んだ、
 積極的なものになったことも見逃せません。
 終了後のアンケートもほとんどの方から好意的な感想をいただけました。

 もっとも、自分が体験したいと思う講座を作ることができて、
 いちばん満足しているのは私かもしれません。
 とにかく、新鮮でためになり、新しい人の輪もできる、
 手前味噌ではありますが理想的な講座ができたと思っています。

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 代表の超私見的ニュース解説。
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 外堀が埋まっています…後期高齢者医療制度はじまる
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 この4月から変わる制度の話題をもうひとつ。

 いままで75歳以上の方には、老人保険法により
 老人保健医療受給者証が医療保険証とは別に配られていたのですが、
 4月からは今までの医療保険は脱退扱いになり、
 被保険者証が一本化されます。それがこの後期高齢者医療制度。

 この制度導入の目的はやはり、医療保険制度の持続性にあります。

 75歳以上の窓口負担は原則1割(高所得者は3割)で変わりませんが
 新たに保険料負担が発生します。保険料額は全国平均で月6000円と
 試算されていますが、これが毎月、年金から天引きされる仕組みです。
 約4000円の介護保険料と合わせ、ほとんどの後期高齢者は
 月1万円の保険料を自動的に支払うことになります。
 また、介護保険と同じく保険料は2年ごとに自動的に見直されます。
 高齢者の増加に伴う保険利用の増加を保険料に転嫁できる仕組みです。
 滞納者への制限も介護保険と同様、短期保険証への差し替えなど
 今より厳しいものになります。
 このあたり、障害者自立支援法と同じく、将来の介護保険との
 一本化を睨んだと思える制度設計となっています。

 医療機関にとっては、後期高齢者の診療報酬が見直しになることも
 見逃せない点です。基本的に割り増しになることは考えにくいので、
 高齢者が多い医療機関ほど経営が厳しくなることになりそうです。

 お役所のもの、批判的な政党のもの、いくつかソースを挙げておきます。

 後期高齢者医療(1)制度の概要
 http://www.wel.ne.jp/doc/healthcare/kouki1.html

 後期高齢者医療制度とは?
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-03-17/2007031712_01faq_0.html

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 後記
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 我が家はかなり駅近、公共施設近の条件の良い場所ながら、
 なぜか忘れられたエアポケットのような場所にあります。
 10坪庭付き、築40年の平屋がここに存在することは、この物件を
 最初に妻が見つけてきたとき、奇跡じゃなかろうかと思いました。

 でも、大家さんも歳をとってきて、将来相続されることになったら
 たぶん売られてしまうのだろうなあ、と考えていた矢先、
 なんとうちの真裏に5階建てのマンションが建つことに。
 静かな所に育った妻だけでなく、建築現場の騒音を熟知している
 自分も夏からの工事を前に、そのまま住み続ける続けるか否か悩んでいます。
 (半年前に2年更新したばかりなのに・・・)

 それにしても、家そのものには何の不満もないのに
 隣にマンションが建つだけで住み続けるのが苦痛になる。
 これは実際に自分の身に降りかからないと実感できないものですね。
 住み慣れた所に住み続ける、ということが、
 外からの要因でも不可能になるケースというのも
 実はけっこう多いのかもしれません。
 今週末は、近くのアパート(これも築40年物)を内覧してきます。
 ともあれ、住民としては都市計画の容赦なさを思い知る、
 そして建築屋としてはその仕事の原罪を思い出させる出来事です。

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