「先達のお話を伺いに・・・地域住環境改善センター訪問記」

写真は本部「すずらん」です。
名前の由来は花言葉「幸せの再来」:
( どんな事があっ ても生きてりゃ幸せになれる、そのための支援は惜しみません!とのこと)


きょうは、平塚にあるNPO、地域住環境改善センターの代表 福井義幸さんに、実際にどういう形で住宅改修や福祉用具に関する実務を行っているのか、お 話を伺ってきました。
地域住環境改善センター(http://www4.org1.com/~kannkyou/)は、胸椎損傷によって車いすでの生活をされている福井さんが中心になってここまで約5年間、住宅改修や福祉用具について利用者からの相談を受けたり、実際に工事をおこなったりしている団体です。
日本で住宅改造相談をおこなうNPOとしては一番早くから活動されているのではないかと思います。。改修などに関わる実働部隊は福井さんを含めて3人、ここのところは月2〜4件の相談をコンスタントにを受けているそうです。
自らがユーザーでもある福井さんの福祉用具選定に対する視点は厳しく、先日も自分用の車いすのフィッティングに4時間以上もかかったお話など、その難しさについての経験談を話していただけました。
なお、9月11日(木)には、いろいろなメーカーを集めて、それぞれを組み合わせた形での福祉用具の総合セミナー(特にシーティングに重点を置いた講座)を、東海大学にて行うとのことです。一般向け会費も2000円と、とてもリーズナブルです。
また、4月から新しく伊勢原に身体障害者作業所を開設し、その中の事業のひとつとして、使われなくなった福祉用具のリサイクルを行っているとのこと。
安く福祉用具を販売したり貸したりでき、地域の障害者の就労のきっかけにもなるという一石二鳥(それ以上?)のアイデアです。
福祉用具についてはまだ普及がはじまってまだ日が浅いのでその問題が大きくはなっていないのですが、これから必要性が高まっていくであろう事業を4年前から考えて、いろいろな方に話をしてきた結果、ようやく今年動き出したとのこと。その先見性には驚きました。
また、私たちのやろうとしている評価などの仕組みについてもも意見をいただいてきました。
福井さんとしては、仕事内容におけるNPOとしての信用がしっかりしていれば、難しい部分が予想される事業者評価をしなくても利用者のための仕事ができるのでは、とのこと。やはり肝心なのは自分達が適切な改修を計画し、ずっとフォローしていくことなのだなあ、と再確認しました。
ほかに、改造家に対するアドバイスとして、「営利の部分をちゃんと考えて、活動資金をちゃんと得られるようにすること!これがないと続かないよ」と、今のわたしたちの一番の課題を指摘されました。
まさしくそのとおりです・・・実際の仕事を通して信用を作りながらも、必要な運営資金は確保する。そのバランス感覚がこれから求められていくなあ、と感じました。帰り際、これからもいろいろ判らないことがあったら相談させてください、との申し出にも暖かく答えてくださった福井さんでした。

湘南改造家代表    橋本洋一郎